2020年06月09日 第十九節 「日に千金を費やして、然る後に十万の師挙がる」 大きな戦をする為には、莫大な資金が必要です。大きなプロジェクトを動かす為には、莫大な資金が必要です。誰しもが理解出来る事です。では、小さな仕事をする時には、資金は不要ですか?組織には、固定費や人件費、事業を展開するための運転資金が必要です。どんな小さな仕事をする時でも、組織が持つ有限の資金を活用して事に当たっているのです。資金の大小ではありません。如何に捻出するか、、、コスト意識を持つ事はなかなか難しいものですが、少なくともチームのリーダーには必須です。【孫子(作戦篇)より】 タグ :#孫子#古典#兵法#武経七書#諸子百家
2020年06月08日 第十八節 「二重一信を明らかにす」 信賞必罰、、、頑張って成果をあげれば賞され、怠けて悪事を働けば罰せられる、、、部下の立場からそれを見た時、それが必ず約束されるという、組織との間に信用・信頼があるからこそ、人は業務に対し、真摯に向き合い全力で挑めるのです。組織の長は、部下にそういった信用・信頼を持たせなければなりません。その為には、必ず罰し、必ず賞する、、、粛々と断行することです。【呉子(治兵篇)より】 タグ :#呉子#兵法#古典#武経七書#諸子百家
2020年06月08日 第十七節 「明君は断を事とする者なり」 信賞必罰、、、規模の大小を問わず、組織の長が最初に「我が組織はかくありたい」と思い描くものの一つです。そして、そう思うのならば、必ず罰し、必ず賞することです。罰しなければ、組織は緩む一方であり、賞しなければ、部下はやる気を失くします。絵に描いた餅では、組織は強くならないのです。真の長とは、粛々と断行する者です。【管子(法法篇)より】 タグ :#管子#兵法#武経七書#諸子百家#古典
2019年09月19日 第十六節 「兵は拙速を聞く」 昔の戦上手は、戦争には莫大な資金や軍需物資が必要である事を知っています。目的を達成するのに長時間を要しては、こちらの出費も増大していく事を知っています。目的を達成しても、出費が大きければ国家の弱体化を招きます。だから昔の戦上手は常に短期収束を心掛けました。現代のビジネス社会においても「仕事を早く処理する事」は極めて重要です。個々の能力開発はもちろんですが、無駄を徹底的に省いた業務の流れの構築が、作業効率を向上させ、納期を短縮し、残業を減らし、諸経費の削減に繋がるのであれば、時には人材や設備の投資は必要ですが、それが職員の過労を防ぎ、モチベーションをキープさせ、商品やサービスの質の向上に繋がるのであれば、それはリーダーが取り組むべき重大なテーマです。もちろん言葉で言うほど簡単なテーマではないですが、全力で取り組む価値のあるテーマです。【孫子(始計篇)より】 タグ :#孫子#兵法#武経七書#古典#諸子百家