兵法365日

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【老子(十七章)より】

大きな戦をする為には、莫大な資金が必要です。
大きなプロジェクトを動かす為には、莫大な資金が必要です。

誰しもが理解出来る事です。
では、小さな仕事をする時には、資金は不要ですか?

組織には、
固定費や人件費、事業を展開するための運転資金が必要です。

どんな小さな仕事をする時でも、
組織が持つ有限の資金を活用して事に当たっているのです。

資金の大小ではありません。
如何に捻出するか、、、
コスト意識を持つ事はなかなか難しいものですが、
少なくともチームのリーダーには必須です。


【孫子(作戦篇)より】

信賞必罰、、、

頑張って成果をあげれば賞され、
怠けて悪事を働けば罰せられる、、、

部下の立場からそれを見た時、
それが必ず約束されるという、組織との間に信用・信頼があるからこそ、
人は業務に対し、真摯に向き合い全力で挑めるのです。

組織の長は、
部下にそういった信用・信頼を持たせなければなりません。

その為には、
必ず罰し、必ず賞する、、、
粛々と断行することです。


【呉子(治兵篇)より】

信賞必罰、、、

規模の大小を問わず、
組織の長が最初に「我が組織はかくありたい」と
思い描くものの一つです。

そして、そう思うのならば、
必ず罰し、必ず賞することです。

罰しなければ、組織は緩む一方であり、
賞しなければ、部下はやる気を失くします。
絵に描いた餅では、組織は強くならないのです。

真の長とは、
粛々と断行する者です。


【管子(法法篇)より】

昔の戦上手は、
戦争には莫大な資金や軍需物資が必要である事を知っています。

目的を達成するのに長時間を要しては、
こちらの出費も増大していく事を知っています。

目的を達成しても、出費が大きければ国家の弱体化を招きます。
だから昔の戦上手は常に短期収束を心掛けました。

現代のビジネス社会においても「仕事を早く処理する事」は極めて重要です。

個々の能力開発はもちろんですが、
無駄を徹底的に省いた業務の流れの構築が、作業効率を向上させ、
納期を短縮し、残業を減らし、諸経費の削減に繋がるのであれば、

時には人材や設備の投資は必要ですが、
それが職員の過労を防ぎ、モチベーションをキープさせ、
商品やサービスの質の向上に繋がるのであれば、

それはリーダーが取り組むべき重大なテーマです。

もちろん言葉で言うほど簡単なテーマではないですが、

全力で取り組む価値のあるテーマです。


【孫子(始計篇)より】

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